|
2009/12/24 木曜日 23:46:33 JST |
「危機管理体制の強化」を加えた
杉並区自治基本条例の改定に反対
12月7日、自治基本条例の改定と区民意見提出手続き(パブリックコメント)条例に関する特別委員会が設置され、無所属区民派は計30分にわたる質疑を行い、以下の反対意見を述べました。
議案61号 自治基本条例の改正案に反対する意見
第1に、条例の目的である、住民自治の主人公であるべき住民主権の規定がありません。また、そのための情報共有、公開や透明性の確保等の規定が不十分なため、実効性がないことです。
第2に、条例に新たに「危機管理の体制の強化」を加えたことの問題です。4月27日、都道府県防災・危機管理担当部局長等と防衛省・自衛隊による意見交換会が行われ、その日の主な報告が、弾道ミサイル対処であった事実を明らかにしました。危機管理という言葉は本来国家間の安全保障といった政治用語としてはじまり、災害対策や防犯対策にも使われるようになりました。危機管理の目的は、有事における対処の仕方であり、軸は戦時の態勢構築に他なりません。「区民の安全・安心」に名を借りて、危機管理体制の強化を自治基本条例で区の責務に加えることは、国民保護法が規定する自治体の戦争協力に杉並区が積極的に応えることをめざすものです。
第3に、第8条3項の「効率的な議会運営」を、削るよう求めていましたが、今回改定されませんでした、効率的ということは財政的効率で議員定数削減、時間的効率で発言時間や回数制限を求め、議会の権限を侵害する恐れがあるものです。
第4に、委託事業者の選定にあたり、企業情報を理由に委託料や労働条件を明らかにしない区の姿勢は、条例の情報開示や透明性確保が絵に描いた餅でしかないことの証です。
以上の理由から議案61号に反対します。
「区民意見を聞いた」形ばかりの
区民意見提出手続き条例には反対
自治基本条例改正に伴い、区の基本構想や基本計画、区民生活に重大な関わりのある施策の策定以前に、区民意見を求めることを定める条例が提案されました。23区では初の条例とのことですが、この間の区民意見を求めた事例や施策の説明会等で、それを聞いたという形を取り繕うだけで、意見が妥当なものであっても採用されたことがない現状から、反対しました。
議案第62号 区民意見提出手続き条例に関する反対意見
第1に、2004年、8月米政府から総務省の「行政立法手続き等の論点」に対する批判がなされているように、国や自治体で、住民の意見が最終的に十分に反映されない点が問題です。2005年行政手続法で、パブリックコメント制度が拡大しながらも、区民からは意見を聞くだけで、何ら反映されないとの批判をあびています。
第2に、第10条で「検討の段階における素案を対象に、条例に準じた手続きを」を行うとしているが、答弁では「これまでもそうしており、条例ができても変わらない」とのことです。実態は、素案が固まった段階でパリックコメントを行うために、それが施策の根幹にかかわることには何一つ反映されていません。基本計画の素案ができる早い時期に、その施策の必要性の有無もふくめて、区民意見を聞くべきではないのでしょうか。
第3に、教育委員会はこの間、小中施設型一貫校と統廃合、図書館、幼稚園の廃止などの件では、いまだ決定されていない段階で、決まったことのように説明し関係者の意見を求めて、批判を浴びています。減税自治体構想では、公報「すぎなみ」で、決まったことのように打ち出し、区民の意見を求めています。
このような姿勢で行われる区民意見提出手続きは、23区初をめざすだけで、その実効性は期待できません。 以上の理由から議案第62号に反対します。 |
|
2009/12/24 木曜日 23:42:21 JST |
文化勲章を受けた経済学者速水融氏を
「名誉区民」候補にする議案に反対
山田区長は、ノーベル物理学者小柴博士を名誉区民として始めて表彰して以降、邦楽の人間国宝4名、児童文学者など次々と、毎年のように名誉区民に選び、新年賀詞交換会で自ら記念品を授ける役割を演じてきました。優れた洋楽者は多数いても、なぜ邦楽者なのか、どのような基準で選んだのかあいまいで、区長の売名行為の疑いもぬぐえません。その点を、区長に質問してみたところ、納得できる答えがないため、以下の反対意見を述べました。
議案73号 杉並区名誉区民候補者について反対意見
第1に、本日、定例区議会最終日に議案が届き、突然の提案となったことです。速水融(あきら)氏が著名な経済学者であり、その業績が称賛に値するものであることを否定するものではありません。しかし、今回最終日に、議会で検討する時間がないまま提案されたことは議会軽視です。それが区長の個人的お考えであればさらに問題です。
第2に、最初に、名誉区民とされた小柴博士は、区制50周年に当たり、しかも、世界でもまれなノーベル物理学賞を受け、区民の誰もが納得できるものでした。しかしこれがその後人間国宝や、すぐれた児童文学者に広がり、今回は文化勲章を受章された方が選ばれた。どのような根拠で、どのような基準で選ばれたのかあいまいです。文化勲章など、マスコミに取り上げられた人が選ばれるのも問題です。
第3に、区長の気にいった方、区長が尊敬すると思われた方、区長の思いつきや価値判断で決められていることです。区長の諮問機関である、審議会は区長の提案であれば立派な方である限り、同意するほかありません。同様の制度の下で、他区では、首長が勇退後名誉区民に選ばれる自治体もあり、顰蹙を買っています。
第4に、何段階もの階級があり、天皇から授かるという階級社会の残滓であり、象徴に他ならない叙勲制度の問題点です。杉並名誉区民は、叙勲制度の杉並版となりかねない危険を感じます。杉並区の首長である区長が、候補者の上に立って名誉区民の称号を授けるという関係は、住民が主権者である自治体の在り方としては間違いです。
以上の理由から議案には反対いたします。 |
|
2009/12/24 木曜日 23:28:35 JST |
以下の議案に反対意見を述べました。
山田区長が区債の変換を早め過ぎた結果
年末の暮らしに備える生活保護費が不足!
議案第64号 杉並区一般会計補正予算(第5号)に反対
第1に、今回、年末・年度末に備えて補正予算が必要とされたにもかかわらず、財源保留額(補正予算などに備え一般財源で残しておく額)が不足し、特定財源(国や都から特定のものに補助される予算)の他は、5億円余を財政調整基金(不測の事態に備えて蓄えておく基金)から繰り入れなくてはならなくなったことです。不足したのは、山田区長が、第3回定例会の補正予算第4号で、79億円余の区債の返還を、必要以上に早めたことが原因です。その結果、一般財源で年末や年度末の対策に講ずべき財源保留額がなくなってしまったことによるものです。区債ゼロは、マスコミ受けはしても、区民生活にとって決して喜ぶべきことではありません。
第2に、その結果、今回補正予算で、昨年の派遣村の教訓から必要不可欠でとなった生活保護費の補正が、5億円にとどまったことです。この間の生活保護費の急上昇に対応することで、年末対策に回せるか不安はぬぐえません。
第3に、グループ保育室等の運営経費です。本来一時的緊急策であるべき保育室が、認可保育園の増設を怠っているために、常態化することに対する危惧を抱きます。
第4に、子供園開設準備費です。区立子供園は、文教委員会議案に対して詳しく述べさせていただくように、保育園の待機児対策を理由に、区立幼稚園を廃止し、認定子ども園の杉並版をつくり、幼児の保育と幼児教育環境を悪化させるものです。
以上の理由から議案第64号に反対します。
待機児対策で区立幼稚園を廃止し、
子供園開設急ぎ、幼児にしわ寄せ
議案第63号 杉並区立子供園条例に反対
議案には、文教委員会で委員外議員として反対意見を述べておきました。
ところが、文教委員会当日、初めて杉並区立子供園の「育成プログラム」案の概要が席上配布された問題です。それによると「育成プログラム」は12月中に学識経験者や各幼稚園の保護者代表等の意見を聴取し、来年1月に策定するという予定です。「育成プログラムにもとづき、来年度に子供園に転換する2園では、来年2月末を目途に作成するとわかり驚きました。区独自の子供園という触れ込みで、未だ来年4月からのプログラムができていない現状が明かになりました。なぜこのように子供園開設を急ぐのでしょうか。それほど3歳児の待機児対策が切迫したのは、区の責任ではないのか。そのため幼稚園を廃止し、子どもたちにしわ寄せするのは許せません。この点が議案に改めて反対する新たな理由の第1です。
配布された資料で子供園の一日の生活モデルを見て、子供園がもたらす子どもたちへの負担が心配になりました。これが新たな第2の理由です。
稚園教育指導要領では、幼稚園での教育時間を、幼児への負担を考慮して、一日4時間と限定しています。その上で、教育時間終了後の希望者を対象に行う教育活動についても厳しい規定があります。
まず配慮しなければならないのは幼児の健康と安全、その環境づくり。さらに家庭での過ごし方などにより幼児の一人一人の生活リズムや、生活の仕方が異なることに十分配慮して、心身の負担が少なく、無理なく過ごせるように、一日の流れや環境を工夫することが大切であるとされています。
さらに幼児の心や体の健康状態、季節などに配慮して必要に応じて午後の睡眠時間を設けたり、いつでも子どもたちが休めるように、くつろげる場を設けることが規定されています。また教育活動に係る教育時間の終了後の教育活動を行うに当たり、戸外で自然と触れ合ったり、体を動かして遊んだりすることを積極的に取り入れる必要性を求めています。
出された一日モデルは、幼稚園と保育園の接ぎ木であり、大人の都合でつくられて。幼児の立場にたったものとはなっていないことです。
2時以降に3歳児保育で30分の午睡があるだけで、4歳児、5歳児の幼児への負担が心配です。7時の保育時間から9時の幼稚園教育時間さらに2時からの保育時間に代わる変化に対するきめ細かな配慮が見当たりません。そのための人員体制も不十分です。
以上の現状のまま、区立子ども園への移行を進めることは、子どもへの負担を増すだけであり、いったん中止し、慎重に再検討されるよう求め、議案には反対します。 |
|
2009/11/21 土曜日 22:57:34 JST |
|
11月24日(火曜)午前10時から
質問項目
【1】区長の政治姿勢について
(1)山田区長による政治団体「日本志民会議」結成について
(2)普天間基地県外移設と日米関係について
(3)首長と宗教団体との関わりについて
【2】セシオン杉並賃金未払い問題と民営化・民間委託について
【3】高井戸地域区民センター改修計画について
【4】道路建設と交通問題について
(1)外環道について
(2)京王線の高架化と関連側道計画について
(3)富士見ヶ丘駅前葬儀場と交通安全対策について
(4)杉並第2小学校通学路について
(5)井の頭通りの通学時間帯車両横断規制について
【5】教科書採択問題について
その後の質問予定
11月25日(水)午後2時頃から
減税自治体構想に関する全員協議会
(本会議終了後、特別委員会正副委員長互選後、議場で)
11月26日(木)午前10時
区民生活委員会
高井戸地域区民センター改修計画について
住基法一部改正について 等報告に対する質疑
12月1日(火)午前10時
文教委員会(けしばの委員外議員の発言)
成田図書館、永福図書館、宮前図書館等の指定管理者の指定に関する
議案審査 等
12月4日(金)午前10時
道路交通対策特別委員会
外環道問題の報告に対する質疑
12月7日(月)午前10時
自治基本条例及び区民等の意見提出手続き条例に関する特別委員会
12月8日(火曜)午後1時
本会議
議案に対する反対討論・採決
どなたでも傍聴できます。ぜひ激励ください。 |
|
2009/11/21 土曜日 00:00:00 JST |
11月21日(土曜日)第4回定例区議会が開かれました。
無所属区民派は、山田区政の志民会議結成やそのパフォーマンスでしかない「減税自治体構想」推進を厳しくチェックすべき議会で、質問時間を制限するような日程に反対し、意見を述べました。
これに賛同してくれたのは。杉並わくわく会議の松尾ゆり議員と堀部議員の2人でした。(北島議員は欠席)
2009年第4回定例会日程に関する反対意見
ただいま提案された、本定例会日程に関して反対する意見を述べます。
第1に、土曜日を議会初日としていることです。無所属区民派は、土日開庁と土曜議会が、費用対効果からも、現実に区民サービスの充実にはなっていないことから反対してきました。
議会では、土曜日の一般質問者がそろうまで、毎回3日を要するほど、土曜日に質問する積極性が見られないことです。その結果、2日目の本会議での質問を予定するものは質問通告を3日間待たされ、理事者の準備に負担を強いています。土曜議会は一日増やし、やりたい議員に限って、他の議員や理事者に負担をかけないよう求めます。
第2に、現場で働く職員への労働強化と休日休暇が保障されていない問題です。受けつけ業務に働く職員は、イベントやボアランティアで土曜・休日に駆り出されることも増え、家族と過ごす時間が奪われています。土曜日の休みが少なくなっている社会状況もあり、土曜議会の傍聴者も多くはないこと、受付業務は駅前事務所で十分対応できることから、土曜開庁と土曜議会を見直すべきだと指摘しておきます。
第3に、これまでウイークデーに開会日を設定した場合、本会議日程は初日が13時開会で、2日目からは10時開会、本会議・一般質問は3日半の予定で行われました。土曜議会は初日が10時開会で、3日間の日程に短縮されました。
それに加え、議会改革の動きの中で、議会報告に質問者の顔写真が出るようになったこと、インターネット中継が始まったこと等により、質問者が増えました。旧来一日5人から7名までを基本としてきたのが、今回は初日9名、2日目9名という厳しい日程を強いられ、質問時間が制限されたことです。
しかし、そのための日程を増やすことが計られていないために、会議の円滑な運営のために、一人質問時間30分とする申し合わせ事項が、事実上強制されたことは認められません。理事者の答弁も簡略化を要求され、それを口実にしてか野党会派に対する理事者の答弁が不誠実なものになっています。再質問が1回しかできないことをよいことにして、答弁は、「先ほどお答えした通り」などというふまじめなものさえ見られます。
行政を監視し、対等な立場で質疑できる議員の本来の役割が果たせない議会日程には反対します。
第4に、本定例会は、減税自治体構想の来年度実施を前に、区長からの報告があり、全員協議会が途中で設置されました。減税自治体構想は、杉並区の向こう10年、50年先に向かう税金の使い方をめぐる重大な議論を必要とする課題です。すでに政治団体を立ち上げ来年参院選に臨む区長のパフォーマンスではないかという批判をかわすために、区長の後援者を使った「減税自治体構想推進区民会議」を立ち上げ、集会のパフォーマンスまで準備されています。減税自治体構想について議論すべき全員協議会を、25日本会議の後に設定し、わずか数時間で会議を終わらせる日程となっています。質疑の時間は制限されました。前記の減税自治体要求集会は、定例会期の翌日12月9日に準備されています。議長の挨拶が予定され、あたかも議会が減税自治体に賛成しているかのような仕掛けになっています。区長の政治家としての転身ために区長の椅子が使われるばかりか、議会がこれに手を貸し、区長の仕掛けた集会の前日に終わるように会期を設定することは、区議会史上行政と結託した汚点を残すものになり絶対に認められません。以上の理由から日程に反対し、十分な議論を尽せるものに変更するよう求めるものです。 |
|
杉並地域図書館全館指定管理者の見直しを(2009年11月11日文教委員会報告) |
|
2009/11/12 木曜日 00:00:00 JST |
11月11日文教委員会で、杉並区立図書館の制定管理者選定結果の報告がありました。けしば誠一は、区議会会議規則にある「委員外議員の意見」の権利を行使し、反対の立場から意見を述べました。
委員外議員 けしば誠一の意見
杉並区立図書館指定管理候補者の選定結果について
(1)第1に全館指定管理者導入の拙速さです
杉並区教育員会は、図書館協議会や、図書館利用者、議会からの強い反対の声に耳を貸さず、9月4日には指定管理者公募を開始しました。第3回定例会・決算委員会での多くの議員からの質問に回答できないまま、指定管理者の選定を強行して、今日の報告にいたりました。
図書館指定管理が始まって以降その問題点が明らかとなり、国においても慎重な対応が求められてきたところです。小泉構造改革の郵政民営化をはじめ、本来公的責任で行われるべき事業の行き過ぎた民営化のひずみが顕在化し、今回の総選挙結果をもってその抜本的見直しが始まった矢先でした。杉並区だけがなぜこのように指定管理者導入を急ぐのでしょうか。
職員削減目標の数あわせのために、図書館を犠牲にしたとしか思えない、今回の突然の地域図書館全館指定管理は、再度見直し、残る地域図書館への導入は、慎重に進めるよう求めます。
(2)第2に、重大な意義を持つ図書館協議会を形骸化しようとしていることです。
5月26日の区政運営の最高決定会議で、初めて全館指定管理を決めながら、その直後に開かれた図書館協議会で、その決定を報告せず、図書館協議会の合意を終えたものとして文教委委員会で報告されました。
図書館協議会に対して、指定管理者による管理を決めた条例改定時に、全館指定管理者導入は決定されていたかのような説明をしてきたことは、協議会委員を愚弄するものであり、諮問機関としての存在をないがしろにするものです。
条例改定は、国の法改正に伴い区の指定管理者導入を可能にしただけであって、地域図書館や中央館のあり方をどうするかはその後の検討課題でした。現に平成21年度版の杉並区図書館要覧には、3つの管理運営形態が載っており、協議会では3つの方法が報告され実施されてきたのであり、それらの検証を通して慎重に進めるべきものでした。
(3)第3は、このたびの選定委員会の構成です。
学識経験者の中に協議会委員が一人入っていることは当然のことでした。しかし、区の館長、次長のほかは、地方行政研究者と公認会計士であり、図書館の専門家ではありません。公認会計士は財政効率化の観点からのみ判断するのが役割です。この構成で専門性を要する図書館サービスの在り方の公正・公平な選定ができるものではありません。
(4)第4に、選定基準の中に労働条件がないことです。セシオン杉並で起こった賃金未払い問題は何一つ総括されていません。不況と失業の厳しい時代に、司書資格を持つものが、時給860円からという低賃金で職に就くことはあっても。その条件が変わらなければ
長期間安定して働く条件を保障することはできません。区の委託費が労働条件を左右する以上、労働条件に関する区の責任を明確にするよう求めます。
(5)第5に、第3者機関の設置で解決できるものではないことです。
図書館協議会は、図書館法14条1項に規定されている、図書館運営における区民の参画、透明性確保、図書館サービスの向上を図る極めて重要な組織です。今回、図書館協議会の意義を否定するような区の姿勢のまま、第3者機関を設けるとしたら疑問があります。第3者機関の選定基準が効率性や財政削減を目的にした区の人選であれば、新の公平性が保たれません。図書館協議会の位置づけを明確にして、その協議を尊重することが前提であり、区の人選による第3者機関設置には疑問を呈して、委員外議員の意見とします。 |
|
教科書学校報告書・各種部会報告書・調査委員会報告書の比較表 |
|
2009/09/24 木曜日 09:31:39 JST |
8月12日の教科書採択の教育委員会は、けしば・新城ともに抽選に当たり傍聴できました。
採択を目の当たりにし、疑問が深く残りました。そこで、教育委員会が採択にあたり参考にした、教科書調査報告書を客観的・全体的に見る必要があると考え一覧表にしてみました。(一覧表のPDFファイル)
9月14日の無所属区民派の一般質問の際、これを拡大コピーし、扶桑社採択がいかに学校報告書を無視しているかを議場で示しました。
一覧表は、否定的な文言については、視覚でとらえやすいように赤字にしてあります。
作成の折、各報告書の文章の流れから、「て・に・を・は」やワープロの変換の誤りと判明できるものについては、いくつか訂正をしました。例えば、「写真や資料が多く取り上げている」→「写真や資料を多く取り上げている」、「園表記がない」→「その表記がない」などです。
4年前、私たちは、学校報告書の書き換えを重大な問題と指摘してきたことから、意味をもつ文言については(原文のまま)としました。 忙しい中での報告書作成であったと推察します。
お気づきのことがありましたら、新城まで。
【追記】 9月16日、高南中・学校報告書について、「偽政治と民衆」の部分を学校に問い合わせたところ、「為政者と民衆」の誤記であるとの連絡がありました。 |
|
2009/09/14 月曜日 17:25:45 JST |
|
2009年第3回定例会一般質問
[1]区長の政治姿勢
1、区長は、衆議院選挙を目前にした7月、橋下大阪府知事や中田前横浜市長らの首長連合に合流し、衆院選での「政策支持に賛成」と表明しました。中田氏と異なり区長を続けながら、この運動が目指す新党結成にはどうかかわるつもりか聞かせてください。
2、区長は、衆議院選挙では、石原伸晃候補の応援演説に立ち、自民党を支持しました。これは首長連合が民主党を支持したこととどう整合性があるのですか。小泉構造改革=新自由主義政策によって生まれた格差社会、暮らしや雇用の破壊に、政権交代を求めた民意とも反しますが、首長として自民党を支持した理由を聞かせてください。
3、選挙演説や区民の集いが、区庁舎前で行われることは当然であり、石原伸晃候補も出陣式に使いました。8月5日と12日に、「つくる会」教科書採択に反対する区民が、区庁舎敷地で集うことが規制され、道路に広がらざるをえなくなりました。青梅街道側の敷地は、区民が集える場所として、集会等の一時的使用を容認すべきではないか。
4、7月13日杉並公会堂で開かれた田母神俊雄元自衛隊航空幕僚長の講演で、区の幹部職員が来賓として壇上で紹介され、5万円の寄付を受けています。講演は、「つくる会」系団体を動員し、北朝鮮への敵愾心をあおり「日本は核武装すべき」と訴え、満場が拍手で応える異様なものでした。広島市長は8月6日の田母神講演会の中止を求めました。講演内容は原水禁運動発祥地にふさわしくありませんが区長の見解を求めます。
[2]介護保険と高齢者福祉施策について
1、総選挙後にNHKが行った世論調査で、最優先で実施して欲しい2番目に「後期高齢者医療制度」が挙げられました。民意に従い後期高齢者医療制度は廃止し、医療制度の抜本的見直しをすべきと思うが、区の見解を求めます。
2、4月介護認定制度の見直しの影響について厚生労働省の調査では、認定を受けた28万人のうち、非該当と経度(要支援1・2、要介護1)と認定された人を合わせると53.6%に達するほどでした。杉並区の認定結果にはどのような影響が出たか示してください。
3、厚労省は認定の仕方を修正し10月から実施するとのことですが、どのような改善がなされるのか。認定項目を減らしたまま一部の手直しで改善されるとは思えません。基準が2度も変わり、現場での混乱はないのでしょうか、お聞きします。
4、認定調査員から、行政から調査票について「なぜこのように書いたのか」と追及されることをおそれ、自己制限してしまうと訴えられていますが、区はどのように対応しているのですか。
5、認定調査は、調査員の経験や質によって左右されます。区は調査委員の質を保つためにどのような方策を講じているのか。
6、かかりつけ医の意見書が決め手になります。要支援2のBさんは、かかりつけ医に意見書を依頼したところ、医師は「書かない、そんな状態で認定がとれるわけがない」とBさんの依頼を断りました。Bさんはその言葉で傷つき下痢など体調が悪化、その後も病院に行く日が近付くと、下痢がひどくなる。かかりつけ医の意見書に重大な役割を持たせながら、医師に対する指導は行われているのか、見解を求めます。
7、医師の姿勢によって、要介護認定に差ができるとすれば、制度の欠陥ではないのか。かかりつけ医の介護認定への関わり方について、杉並区の現状と認識を示して下さい。
[3]外環道路計画の見直しについて
1、政権交代で期待されているのは、道路予算の使われ方であり、天下りと政官財の癒着問題です。外環道路計画は、八ッ場ダム同様見直されるべきと思うがどうか。
2、外環道の建設費には、道路会社が料金収入で全額負担する従来方式を変えて道路会社と国・都が相互に費用負担する「合併施行方式」を取り入れました。総事業費1兆2千820億円の膨大な税金を投入する計画が、緊急を要するものであるのか、再度検証しなおすべきだが、区の見解を求めます。
3、大深度地下計画の安全性を審議してきた「大深度トンネル技術検討委員会」の資料作成は、国土交通省OBや大手ゼネコンの役員が理事・役員を務める「財団法人先端建設技術センター」が行い、同センター理事の一人は、同委員会委員として、参加しています。この現状で、安全性や事業者の評価に公正な判断ができるのが、区の見解を求めます。
4、杉並地域PI・検討委員会終了後、委員が立ち上げた「外環道検討委員会」は、7月16日、国・都との面談会を開きました。事前に76項目の疑問を提出したにもかかわらず、国・都の回答は一部に限られ、地下水の問題など具体的成功事例や説明がありません。井荻トンネルの経過などの具体的回答を、区からも要請すべきではないか、9月中旬に次回の面談会を要請していますが、区の姿勢をお聞かせください。
5、8月8日、外環道検討委員会が、沿線住民を対象にビラを配布し、説明会「外環早わかり」を開催したところ、はじめての参加者が30名あり、外環2で立ち退きが出ることを沿線住民の大半が知らないことがわかりました。この実態を区はどの程度認識しているのか。都や区の説明責任が果たされていない現状に、区は今後どのように対処するのでしょうか。
6、8月19日武蔵野市で開催された「地上部街路に関する話し合いの会」が開かれました。2万6000人の沿線住民に住民代表がわずか10名、しかも意見を聞くだけでそれが反映される保証はなく、1年間の予定で次回は11月開催とのこと。禁止された傍聴や、議事録の作成は住民の要求で認められました。この武蔵野方式で外環2の必要性の有無が検討できるのか、区の見解を求めます。また、国や都から、区にはどのような方向が示され、今後外環2についてどのように検討するのか聞かせください。
[4]区立図書館の全館指定管理者導入について
政権交代は、小泉構造改革の象徴であった郵政民営化をはじめ公共事業の民営化・公共サービスの低下と弱者へのしわ寄せに再検討を迫るものです。国に忠実に従ってきた山田区政による「図書館の指定管理者制度の導入」こそ、見直すべき第1の課題です。
1、改めて図書館の役割とその目的について、山田区長の見解を求めます。
2、図書館は、社会教育法が規定する社会教育施設であり、教育委員会が責任をもって実施すべき事業であることを確認しますが区の見解を求めます。
3、指定管理者制度の全面導入の根拠とされた「図書館経営評価」の目的は何であったのか。経費削減を目的にした事実上「市場化テスト」ではないのか。「競争の導入による公共サービスの改革に関する法律」による市場化テストは、民間事業者の力が期待できる事業を対象にしたものであり、図書館は民間のノウハウもなく、そもそも官民競争の対象になりえない施設ではないのか。
4、図書館サービスの向上を口実に、自己評価を求め図書館協議会の協力を得ながら、それを市場化テストにすりかえた結果で、地域図書館全館指定管理者導入を決めたやり方に、図書館協議会委員から抗議や不信の声が上がっています。どう対応しているのか。
5、昨年5月に実施した自己評価をもとに今年5月に地域図書館全館指定管理者導入を決めながら、5月30日の図書館協議会ではその報告や議論がないのはなぜか。突然6月10日の教育委員会で報告され、続いて6月17日の文教委員会で報告されたのち、7月25日に始めて図書館協議会に報告なされたのはなぜか。区は図書館協議会をどのように位置づけているのか聞かせて下さい。
6、経営評価の項目にはそもそも直営館がもつ長所を評価できる項目がありません。直営館での自己評価Bは、職員がサービスの向上を目指してあげた改善箇所でした。民間事業者が、継続を期待して自己評価をAに高めるのはむりからぬことです。その差が評価結果で、官民比較に利用されたことは、調査の公平性に欠けるのではないか。
7、現場無視のやり方も目に余ります。組合の回答が9月17日でありながら、9月4日公募公表、9日事業者の説明会を予定するのは。あまりに現場と組合無視ではないか。
8、図書館は無料が原則で、収益が見込めない事業であり、指定管理者制度にはなじまないことが、すでに他の会派からも質問され、区は民間のノウハウでサービスも向上すると応えています。図書館でどこに民間のノウハウの蓄積があるのでしょうか。民間の活用で収益めざす民営化の対象事業にはなり得ないと考えるがどうか。
9、指定管理者制度を導入すれば、予算の9割を占める人件費を削減する以外なく、人材を確保できないことを、他の会派から質問され、区は「運営の効率化によるサービスの向上」と答弁し、その根拠を明らかにしていません。区が生涯学習の拠点と位置づけた図書館で、選書や書庫の管理、レファレンスなど利用者の要求に応えられる専門性を、短期契約でパートを使う事業者で、どう保障できるのか、具体的にお答えください。
10、区長は、民営化による競争が活力を生み出すと応えています。しかし、地域図書館全館の経営に指定管理者を導入すれば、成田図書館を運営し今川図書館の業務を委託してきた丸善と、南荻窪、下井草を委託、中央図書館の一部を委託してきた図書流通センターのように、合併で競争力を高めた大手に独占され、いずれは、図書の購入等に影響力を及ぼすおそれがあると思うがどうか。
11、図書館運営の公正・公平さ、利用者のプライバシーの保護など、他会派の質問に、区は「必要な措置を講じている」との答弁でした、民間のしかもパートや非常勤でどのように保障できるのか、その措置を具体的にお示しください。
12、国会でも文部科学大臣が「指定管理者は図書館にはなじまない」と答弁し、総務省が「図書館の指定管理者導入は慎重に」と指導していることが、3会派から指摘されています。区は、「指定管理者導入を推進する国の留意事項であるから、地域図書館全館指定管理者方針は反しない」との答弁でした。そこで、辞書で「なじまない」という言葉を引いてきました。やり方や適用などに使う場合は、「不適当な」「相互に矛盾する」「水と油」「合わない」「無理がある」「不適当は」などです。これが、区の答弁にある「すすめていいが留意せよ」という意味がどこにあるのでしょうか。お答えください。
13、全国の自治体で、図書館の指定管理者が導入されているのはどの程度の割合か、23区で導入している割合は。未だ導入が少ない現状を区はどう受け止めているのか。
14、直営館に関わる正規・非常勤職員は何人いますか。指定管理者になれば配転になるのですか。非常勤の処遇はどうなるのかお示しください。
15、図書館で働く職員の人件費は配転後も当然にも保障せねばならず、指定管理者の委託料がさらに加わることで、結果として総額では経費削減にもなりません。指定管理事業者で働く労働者は、時給が低く官製ワーキングプアといわれています。図書館のパートや非常勤職員の時給や労働条件は事業者が決めることで、区は関与しないとの答弁は、サービスが維持される保障がないことを示すものです。事業者の募集広告などで、区が時給の概算を知らないはずがありません。お示しください
16、事業者は数年ごとの契約更新で、安定した雇用が保障されないことも3会派から指摘されました。本庁者案内業務の委託事業者が、今年度切り替えられた理由は何か。それまで働いてきた委託労働者はどうなったのか。大半が雇い止めとなったことを区は認識しているか、お答えください。
17、図書館にとってのサービスは、利用者数や、開館時間の延長や開館日数を増やしたという量的なものでははかれないものです。中央図書館に職員を残すことで地域館とのパイプ役を果たすといわれても、区職員が受付業務の経験がなくなり、現場を知らない職員が運営にかかわることになり、区に蓄積された貴重な経験が失われ、地域図書館への専門的指導もできなくなります。安易な指定管理者制度の導入をやめるべきではないか。
[5]扶桑社歴史教科書採択について
1、教科書展示会場でアンケートについて主な意見と、結果に対する教育委員会の認識と見解、また、その内容が教育委員会でどのように反映されたのかお答えください。
2、学校調査報告書では歴史に関して、23校中18校が、扶桑社版の問題点を指摘しています。扶桑社版歴史教科書について、内容の偏り、あやまった記述以外に、教科書を使う現場からの問題点や使用上の課題に関する主な意見はどのようなものがありますか。種目別調査部会及び教科書調査委員会の報告書の指摘もお示しください。教育環境の整備に責任を持つ教育長はこれをどのように受け止めたのですか。
3、ここで、議長に資料の使用を許可願います。これは、歴史の学校調査報告書を一覧表氏にしたものです。字が小さいので、肯定的評価を黒、批判的評価を赤にしました。学校により偏りがあり、和田中学と東原中学の2校は全ての教科書を肯定し、教育委員会独自の判断に委ねるものとなっています。全体を見れば、扶桑社と自由社が断然赤が多く、種目別調査部会、調査委員会報告も同様です。これらを反映させると扶桑社ではなく、日本書籍新書が安定し、帝国書院か東京書籍などが適切となります。なぜ多数決で扶桑社を選んだのか、専門家ではない教育委員が、区民アンケート、学校報告書、調査委員会報告書を無視して、独断で選んだことに対する教育委員会の見解をお示しください。
4、当日、302名の傍聴希望に、わずか20名の傍聴席しか用意しなかった理由を尋ねます。第3委員会室で聞いていた方たちには、重要なやり取りが聞こえていませんでした。「開かれた教育委員会」を実践すべきではなかったか。
5、採択審議にあたり、各委員が採択すべき教科書に○印をつけ、それを集約したうえで審議する方式をいつどこで決めたのか。委員は、この4年間の総括を含め、種目別に意見を表明すべきであり、実質審議をしないこの方式は、東京都教育委員会同様、事前に談合で決めていたことすら疑われるが、釈明を求めます。
6、採択審議の冒頭で、教育長は、「新たな教科書の場合は、指導資料などつくる負担がある。新学習指導要領の実施時に改めて審議することになるので、今回は継続使用が望ましい」と、審議の結論を方向付けました。歴史では自由社を推す宮坂委員も、「先生方が使い慣れているので扶桑社」となり、新たに選任された大橋委員は、「指導要領の変更もなく、先生たちの努力もあるので扶桑社を」と教育長に従いました。PTA役員だという理由で、大橋氏の選任に賛成した議員の責任が問われます。教育長が採択の結論を導いたのは、重大な政治的介入だと思うが、教育長の見解を求めます。「どの教科書にも長短があり、指導に当たっては、教科書の足りないところは補えばよい。現行でもかまわないので扶桑社」とした真意を聞かせて下さい。長短があるから最善のものを選ぶのが教育委員会の責任では、区長の意に従い、現場の教員に扶桑社版を補う苦労を強いるのは無責任ではないのか、お答えください。
7、大藏委員長は、ご自身も認めているように、新しい歴史教科書の編纂を目的に立ち上げた政治的団体である「日本教育再生機構(八木秀次理事長)」に参加し、積極的に発言してきました。「地方教育行政の組織と運営に関する法律」や「独占禁止法」では、特定の教科書会社に関係する者が、教科書採択にかかわること、他社の教科書を批判することを禁じています。自分が編纂に意見を述べてき他教科書を、自ら推薦し、委員長の立場を利用し他社の教科書を批判したことは、法に違反するのではないか。大蔵委員は、採択から退席すべきではなかったのか改めてお聞きします。
8、大藏委員長は、「2年間については変えないことで異論はない」と全会一致で採択しようとし、強い反対がありながら4対1で採決を強行しました。反対意見があれば協議で次に一致するものを選ぶのが、合議体である教育委員会の本来のあり方ではないのか。
9、委員長は、特定の立場に立たず、公平な立場で議論を進めることが役目です。委員長が扶桑社で全会一致を求めたため、安本委員が、「扶桑社に反対を明示してほしい」「私は10年前から反対している」と発言途中、大蔵委員長はさえぎって、「10年前安本さんは『拉致はない』といっていた」と、議題とは関係なく委員の批判を始めました。委員の意見を尊重し、会議をつつがなく進行させる立場を忘れ、委員長が反対意見を押さえつけたのは、議事進行上誤りではないのか。大藏委員長のもとで行われた歴史教科書の採択は違法であり、その責任を追及します。教育委員会は、採択をやりなおすべきです。大藏委員の辞任を改めて求めます。 |
|
<< 最初 < 戻る 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ > 最後 >>
|
| 結果 25 - 32 of 90 |