|
5月13日午後1時半、文教委員会に注目を! 杉並区遺跡調査団への委託費2億円の疑惑 |
|
2008/04/23 水曜日 20:20:34 JST |
|
区が関わった三井グラウンド開発に伴う遺跡調査報告が簡単な業務報告しか出されていないことについて質しました。「調査は適正に行われた。民・民の間の契約内容はつかんでいない」と教育委員会は答弁。遺跡調査団の事務局は教育委員会におかれ、区職員も加わっているのに、調査団の発注した業者や契約金額を公開しないのはおかしいと迫りました。区は発掘業者が三井系列の「有明文化財研究所」であることを認め、追及されてはじめて4月に三井グラウンドの埋蔵文化財調査報告書が出されると答えました。
次に、学校改築等に伴う埋蔵文化財発掘調査の契約金額を質問し、高井戸小学校の5千295万円をはじめ、この4年間で総額2億円にのぼることがわかりました。調査会社は、玉川文化財研究所など3社に限定されています。区が事前に出した資料では競争入札と書かれながら、答弁では随意契約と訂正したのも不可解です。
学術的立場を名目に、「遺跡調査団」なる任意団体をトンネルにして、特定の業者に多額の公金が流れていたとすれば大きな問題です。しかも発掘調査会社の職員が区に派遣され、遺跡調査担当者として自分の会社に発注していたのです。山田区長が進めた民営化が特定業者の利益誘導の温床をつくり、公金の執行に必要な透明性や公平性が失われたことに教育委員会の見解と調査を求めました。
さらに、開発業者が自分の系列会社に発掘調査をさせて、開発優先で進めたことを追及しました。区がコピーをさせないため、住民が3時間かけて書き写した「三井グラウンド試掘調査報告」から驚くべき事実が分かりました。グラウンドの北側に弥生時代の方形周溝墓がみつかり一帯が墓地であったと推測されながら、発掘は10m× 11mの方形周溝墓周辺のみで、集合住宅建設を急ぎました。専門家に聞くと、方形周溝墓は一基だけということはなく、百%周辺にあるとのこと。北側の他の地域で縄文土器や弥生の土師器が出ているのに本格調査をせず、工事を強行したのです。
また、区政資料室にある遺跡発掘調査報告書は、1978年の方南発掘遺跡調査報告までで、その後の報告書が全く置かれていないことをたずねました。調査団に委託するようになってから、開発利益を優先し、杉並の先人たちの貴重な遺跡を闇に葬り、その報告書は公開してこなかったのです。民間開発を合わせれば数十億円にのぼる遺跡調査団の会計の全面的調査と報告を求めました。これに対し、教育委員会次長が、「近々文教委員会で報告する」と約束しました。
5月13日午後1時半、文教委員会で報告されます。ぜひご注目ください。 |