5月6日、無所属区民派など8名が連名、多数会派の横暴に申し入れ
4月28日、新しい杉並(民主・自民)・自民区議団・公明・共産の前幹事長が、新生議会への引継ぎのための議会運営委員会理事会を開催しました。そこで、公明の提案で、代表者会議(旧幹事長会に当たる)の構成を「3人以上の会派」から「4人以上」に変えることが急に決められました。
24日の区議選結果に対する多数会派の危機感からです。生活者ネットが3人、、緑未来が2人、社民党や無所属を加え無所属や市民派の高位当選で、会派構成によっては、代表者会議に無所属・無区民派が入る可能性が出てきたためでした。
そのため代表者会議の構成を、急遽「4人以上」に変更するという暴挙でした。共産党が、「慎重に」などといいながら、反対しなかったことも驚きでした。
昨年12月に、私たちが批判してきた旧来の密室の幹事長会が廃止され、公開の議会運営委員会理事会に変わりました。議会運営がどう変わったのか注目していたところです。
しかし、この有様では、多数会派が裏でどのような調整をしているのか、無所属議員を通じて区民には知らせたくないことがあるのだと、疑いたくなります。
4月28日理事会「『交渉会派人数4人以上』決定」の無効を確認する要請と質問状
前杉並区議会議長 小泉やすお殿 前杉並区議会副議長 渡辺富士雄殿
前新しい杉並幹事長 小川宗次郎殿 前公明党幹事長 横山えみ殿
前自民党杉並区議団幹事長 大泉時男殿 前共産党幹事長 鈴木信男殿
4月28日理事会「『交渉会派人数4人以上』決定」の無効を確認する要請と質問状
5月6日
小松久子.市橋綾子.けしば誠一.新城せつこ.奥山たえこ.すぐろ奈緒.堀部やすし.横田政直
4月27日、区議会議会運営委員会理事会が開かれ、横山えみ議員から、新生議会の代表者会議の構成について、「交渉会派を従来の『3人以上』から『4人以上』に変えるべき」と、突然提案されました。理由は、自治法上の議案提出権が、議員定数の12分の1以上だからというものです。これに対し、鈴木議員から「交渉会派人数にはいろいろ意見があるためムラ(会派)に持ち帰って検討したい」と意見があり、翌28日に持ち越されました。
28日の理事会は、冒頭横山議員から「4人以上」が再度提案されました。鈴木議員は「4人以上にする理由は納得できるが、慎重に」、大泉議員は「流れに従う」、委員長の小川議員は「みなさんが4人以上というのであればいい」、渡辺副議長は「理事会が公開になったから、少数会派にも情報が入るし、4人以上でいい」と主張しました。反対はなく、交渉会派は「4人以上」と決定されました。4月30日で理事の任期は終わり、この結論には誰も責任が取れません。
- 新生区議会の今後のあり方を、旧来の理事会で決める権限はない。30日で任期が終わり、引継ぎを行う理事会で、新生議会の運営を決定できる根拠はなく無効を確認します。
- 今回、交渉会派を「4人以上」に変える積極的理由は何か。「3人以上」でどのような支障があったのか。
- 交渉会派を「4人以上」に変える理由を、自治法第112条2項を根拠にしているが、これは議案提出権の規定であって、交渉会派の人数の規定ではない。従って自治法を根拠にした理由は成り立たないと思うがどうか。
- 今回、無所属議員7名、生活者ネットワーク3名、日本創新党2名、社民党1名、みんなの党1名と少数会派となる可能性のある議員は14名になる。渡辺副議長の「理事会が公開になり、少数会派にも情報が入るから4人以上でいい」との発言は意味不明。理事会に参加し討論し決定権があることと、傍聴できるのは全く別のこと。14名の少数会派議員をなぜ議会運営に参加させないのか、その理由を問う。
- 今回選挙で多数会派の3名が落選し、無所属・市民派議員は高位で当選した。自民党・公明党・民主党・共産党の各会派は、14名の無所属・少数会派に託された有権者の意思を無視し、これらの議員を議会運営から排除するのか。その姿勢は、多様な民意を反映させる本来の「議会改革」の方向に逆行すると思うがどうか。
この会議に参加し決定に責任のある旧理事会の6議員に、以上5項目についての回答を求めるとともに、4月28日の「理事会決定」の無効を確認します。自民・公明・民主・共産の各党の区議団は、新生議会の運営にあたって、少数意見を尊重し、最大限多様な民意を反映させるよう、開かれた議会運営に努めるよう求めます。
(資料)地方自治法第百十二条
普通地方公共団体の議会の議員は、議会の議決すべき事件につき、議会に議案を提出することができる。但し、予算については、この限りでない。
○2 前項の規定により議案を提出するに当たつては、議員の定数の十二分の一以上の者の賛成がなければならない。
○3 第一項の規定による議案の提出は、文書を以てこれをしなければならない。
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