けしば誠一の区政報告(2009夏45)
作者 けしば誠一・新城せつこ   
2009/07/21 火曜日 00:00:02 JST

けしば誠一の区政報告(2009夏45)を発行しました。

豊多摩高校ドコモ基地局建設の白紙撤回勝ち取る。
ご協力に感謝します。

豊多摩高校長から「ドコモ携帯基地建設中止」の報告 

 3月末に開始された豊多摩高校屋上の携帯基地局建設工事は、近隣住民として校長に面談した後、中断していました。
 15日、豊多摩高校三田清一校長から「携帯電話基地局の設置工事の状況について」保護者あてに文書が出されました。その中で、「昨日夕刻、都教委から『ドコモの検討結果について連絡があった。』との報告があり(中略)本校におけるNTTドコモの携帯電話基地局設置工事は中止ということになりました」
と報告しています。

都教委・ドコモを追詰めた住民・保護者・教員の取組

 3月30日の着工翌日、近隣住民の一人として私が三田校長に面談し、これを地域に知らせるや、様々な取り組みが始まりました。①近隣住民の豊多摩高校と都教委への工事中止と近隣説明会の申し入れ。②近隣住民が「基地局建設に反対する会」を結成、署名運動開始、183筆の第一次提出(その後拡大し、17日第2次提出予定)。③6月8日、私、けしば誠一が区議会本会議で質問。④PTA総会での保護者の奮闘と第2回運営員会の議論で、工事中止を要請。⑤豊多摩校高校教員の取り組みと、都立高校教職員組合の署名2290筆提出。⑥保坂展人衆議院議員が、文科省とドコモの調査を要請。⑦学校長を通じた工事中止と近隣説明会開催の申し入れ。それぞれの立場からの以上の取り組みが、夏休み中に事業を開始する予定でいたドコモと教育委員会を追い詰め、白紙撤回させました。

いのちと暮らし・環境守るために、今こそ政権交代を

 都教委は、豊多摩高校に設置する理由を「公益」としました。ドコモが、他社との競争をかけて、学校施設にフォーマの基地局を建設することが、「公益」と言えるのでしょうか?ドコモは、中止の理由を「工事再開のめどが立たない」ことにしていますが、生徒や住民の健康不安が解消されない理由には一言も触れていません。都教委は安易に「施設使用許可」を出したことに何の反省もしていません。住民は、電磁波の健康被害を学びました。住民の力で都内公立学校初の携帯基地局建設を止めた意義は重大。高井戸東コンテナ倉庫建設白紙撤回に続く住民の2連勝。次は政権交代です。

認可保育園との格差を問い、保育室増設議案には反対

 保育室増設の議案に反対意見を述べました。待機児童を解消するための保育室設置は、あくまでも応急対応であるべき。認可保育園と比較すれば園庭がないことや職員の労働条件の低さなど格差は明らかです。区長は、「保育園の国基準は、都心部では時代に合わない。基準を緩和して認証保育や保育室をどんどん作れるようにすべき」と表明。保育事業への営利企業の参入を促進し、保育の公的責任を後退させることに反対しました。

三井の自然の保護を

 三井グラウンド開発区域内の樹木が、開発に伴い保護樹林指定が解除され、最近保護樹木に指定変更された経緯と現状を質しました。武蔵野の自然が手付かずで残る三井の森は、来年開園予定。安易に開放すれば、貴重な植物や生物が喪失する危機にさらされる。手をつけずに次世代に残すための方策を求め、区は一部に立入制限地域を設けると答弁しました。

外環道事業化弾劾
守ろう善福寺の水と緑

 4月27日、国土幹線自動車道建設会議が開かれ、外環道事業化を強行。杉並区は、これまで「具体的な交通対策や環境対策が明らかになっていない現段階では 外環事業の着手まで容認するものではない」と要望してきました。道路交通対策特別委員会で、区がなぜ容認したのかを追及し、地下水への影響など取り返しのつかない事態が生起した段階で、区の責任ある対応を求めました。

葬儀場の建築確認下りる
「建築前に説明会  が前提」と確認

 6年1日、富士見ヶ丘駅前葬儀場の建築確認が下ろされました。区の指導要綱に基づく説明会が十分行われていない状況で、今回なぜ建築確認が下りたのか追及しました。事業者は、建築確認を得たことで、住民への説明をしないまま工事を強行するおそれあり。交通安全対策や管理運営事項について、着工前の十分な説明が前提であることを区に確認させました。

扶桑社と関わる大蔵委員は採択から外すべき

 大蔵教育委員長が、扶桑社と深い関わりを持つ「日本教育再生機構」の役員であることを質すと、「評論家として、誘われればどこでも話をする」と、団体に参加し発言したことは認めた。役員である証拠を示し、特定の教科省発行団体に参加する大蔵雄之助委員長は、8月教科書採択に関与すべきではないと追及、区は「役員でないから問題なし」と擁護しました。

扶桑社版で学んだ生徒の声

 「この教科書の印象は、歴史の事実を教えるというより、書いている側の思想が色濃かった」「神話や天皇の話ばかり登場し、そのために大事な言葉や資料が所々抜けている」「受験につかえない」などの声に、区は「検定に合格し、学習指導要領に従った内容で問題なし」との答弁。

 
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