けしば誠一の杉並区民ニュース(2019年4月 386号)を発行

困ったときにひとりにしません

2年連続で保育園待機児童ゼロを実現
区立保育園を守り、保育の質を確保します

4月全ての児童を保育園で受け入れ
4月4日、杉並区は昨年に引き続き、「待機児童ゼロ」を実現したことを発表しました。前区長が、少子化を理由に認可保育園の整備を10年間止めてきたことがその後に大きく影響しました。私は増える待機児の対応には認可保育園の整備が柱であることを求め、現区政下で要望が実現しました。

待機児童急増に緊急対策を求める
その後、保育需要が急増し予想を超える待機児童が発生。対応を怠れば2017年4月に560名を超える待機児童が発生する事態に直面しました。これに対し、区は「保育緊急事態宣言」を発し、区有施設を保育施設に転用することに踏み切りました。1年間で認可保育園19所の整備を進め、待機児童は29人まで減少。2018年4月に向け認可園を29所整備し、昨年「待機児童ゼロ」を実現。さらに今年4月には23所を開園し“ゼロ”を2年続けて実現しました。
私は、公園を保育園に転用した地域には新しい遊び場をつくるよう求めてきました。このたび用地が確保され、久我山や下井草で広い公園を整備する見通しも立ちました。

子育てと仕事が両立できる杉並を
私は、認可保育園の整備で子育てと仕事が両立できることが最重要課題と考えてきました。非正規雇用が増える現状で、この課題が実現できたことを高く評価します。次の課題は、区立保育園が育んできた保育の質を、新設された私立保育園に継承する取り組みです。区立保育園を守り、区立園が核となり私立保育園の質を支えることです。お子さんやお孫さんを安心して託せる保育を実現する体制を求めていきます。

2019年4月4日杉並区広報課発表資料より
2年連続で「待機児童ゼロ」を実現しました
平成31年度の認可保育所入所申込者(4,147名:前年度比67名増)について、丁寧なマッチング等に取り組んだ結果、本区の待機児童数(平成31年4月1日現在:国基準)は、2年連続でゼロとなりました。
区では引き続き待機児童ゼロの継続と、「希望する全ての子どもが認可保育所に入所できる環境」を整えるため、認可保育所を核とした施設整備を進めるとともに、保育の質の確保や障害児保育等の多様な保育サービスの充実に取り組んでいきます。

■認可保育所の整備状況
区では、平成30年度も手を緩めることなく、認可保育所23所(定員合計1,440名)等の施設整備を行い、その結果、認可保育所数は147カ所(平成22年度比約2.5倍)、認可保育所定員数は12,080名(同比約2.3倍)となりました。これにより、認可保育所等入所内定率は77.1%(同比約2.1倍)に向上しています。