新城せつこの杉並区民ニュース(2019年3月 317号)を発行

困ったときに ひとりにしません

第一回定例会・代表質問で、福祉第一、安全・安心のまちづくり求める
新年度予算で子育て支援・在宅介護と特養などを拡充

2月12日から3月18日までの日程で、新年度の予算を審議する第1回定例会が開かれました。12日、けしば誠一議員が代表質問にたち、15日は私が一般質問を行いました。会派として、福祉第一の杉並、安心・安全のまちづくりを求め、区長の答弁で、子育て・介護と仕事が両立できる支援策の拡充を確認しました。

今年4月保育園待機児童ゼロを再確認
問:23カ所の認可保育園開設の進み具合や保育士確保の見通しと質の確保策は
答:4月開設予定の23カ所の認可園は工事も順調に進み、保育士確保もほぼ完了 新年度に巡回訪問・指導の体制を強化する

問:区立保育園の役割は。また新設が私立となる中で区立を計画的に残すことが必要だが
答:区立保育園は保育内容の向上をはかり、障がい児保育の先駆的な取組みなど、積極的役割果たす中核園として計画的に配置する

問:来年4月の定員増と新規開設の現状は
答:昨年改定した実行計画で710名の定員増をはかり、既に9カ所500名分の定員を確保

特養待機者解消に積極的取組を表明
問:特養待機者解消の認識と取組みを
答:区長就任以来、特養整備を区政の最重要課題として区有地や国有地を活用し、自治体間連携によるエクレシア南伊豆の開設など精力的に取組んだ。結果、今年度末まで7年間で、656人の定員確保し2000人いた入所希望者を955人まで減少。さらに計画を上乗せ2021年度末には新たに425人の定員を確保し、緊急性の高い方の早期入所の見通しができた

問:天沼3丁目にできる大規模特養の計画と事業者とコンセプトは
答:社会福祉法人暁会を選定、最大級規模の入所者を受け入れ、医療的処置を厚くし緊急ショートステイや軽度障がいにも対応、診療所、訪問看護ステーションを併設し、区民の在宅医療・介護の充実をはかる

高齢者虐待防ぐ職員の処遇改善策を
問:施設の高齢者虐待の原因は人員不足と職員の過酷な労働環境にある。人員確保と処遇改善対策に区の取組み求める
答:施設開設時の職員の住居費の補助、負担軽減を図る介護ロボットの導入。求人広告経費助成、ハローワークとの共催による就職相談、介護事業所で資格取得を目指す外国人向けの研修を開始する

公園の保育園利用に、ご理解いただきありがとうございました
久我山東原公園の代替用地が獲得できました

2016年4月に136人の待機児童が発生、2017年4月には500名を超す待機児童が予想され、区は「保育緊急事態宣」を発しました。区は公園など区有地の利用により、1年間で認可保育園の増設に踏み出しました。

約束した子どもの遊び場を拡充します
東原公園など公園の利用には、一部に厳しい批判がありました。東原公園の4割を保育園に利用する際に、私は子ども達の遊び場となる代替地を確保するよう求め、区は新たに公園を設けることを約束しました。
この度区は、久我山東保育園の西側に民有地を購入し、そこに久我山東保育園を移転します。その後、保育園の跡地と隣接する富士見丘北公園や遊び場113番(ボールパーク)を一体的に使う計画を発表しました。面積は2,215㎡で元の東原公園よりも広くなります。また下井草の向井公園の利用に対しても、近くに替わる公園の設置を求めています。公園づくりには、地域の皆さんのご意見をいただき、素晴らしい遊び場ができることを期待します。

一般質問:「放射線副読本」の誤りを質し学校での慎重な取り扱い求む
2月15日私は一般質問で外環道や西武新宿線高架化、放射線副読本の問題を取り上げました。これまで私は原発事故で被害を受けた自治体議員の協力で、毎年「福島を忘れない全国シンポジウム」に参加し、現地視察を行っています。文科省が昨年9月に出した放射線副読本は、福島の被害の実態とあまりにかけ離れたものです。福島第一原発事故がもたらした放射能による健康被害や危険性についての記述がなく、「放射線は身の回りにもあり、常に宇宙から、大地から、空気から、食べ物から取り入れている」「放射性物質はついても洗い流すことができる」と安全性を強調しています。事実と異なる記述が多くあり、教材としては不適切であるためその取扱いについて慎重な姿勢を求めました。

くらし・労働・法律相談会
2月29日(金)午後6時30分~8時30分
阿佐谷地域区民センター第3集会室
担当:荒木 昭彦 弁護士
ご相談は無料です。。事前に電話で予約いただけるとご都合の良い時間をお選びできます。
★緊急の方は
090-1500-9886まで 即対応します