4月13日、区内の医療崩壊防止に24億円余の補正予算提案
4月20日の臨時議会で審議し、直ちに実施
4月13日、財政課長から各会派に新型コロナ感染症対策に係る補正予算の説明がなされました。3月19日を境に区民の感染者集が急増し、4月12日までに109人に拡大しています。特に4月6日からの1週間で54人の感染者が確認され、このままでは地域医療の崩壊が危惧され、緊急の対策が求められていました。
区は、杉並区医師会の協力を得て、区内4病院(河北総合病院、荻窪病院、佼成病院、東京衛生病院)に新型コロナの患者を受け入れる病床を増やし、発熱外来センターを設置するための経費と、そのために厳しくなる病院経営を支援することとしました。その額は、当面3か月間で22億円余という高額の予算となります。その背景には、新型コロナウイルス患者を受け入れれば、一般外来や急患の受け入れを減らさざるを得なくなり、また風評被害も加わり病院経営が危うくなるためです。また発熱外来センターの開設には、区内の開業医の協力が不可欠であり、そのための医療従事者の安全対策と保障に対しても財政支援が不可欠となります。
本来国が真っ先にすべき対策です。「アベノマスク」やわずかな休業補償でドタバタしている国の現状からは待ってはいられません。この補正予算による対策が、国を動かして全国に拡大することを願うものです。