政府がPCR検査を抑え無症状者から市中感染が拡大

感染症情報を独占しPCR検査の拡大を抑えてきた国立感染症研究所

8月8日、全国1565人、東京都429人の新規感染者が確認され、各地で止まる気配はありません。政府の感染症対策の重鎮押谷仁東北大学大学院教授は、3月にNHKで「このウイルスでは、80%の人は誰にも感染させていません。つまりすべての感染者を見つけなければいけないというわけではない。クラスターさえ見つければ、ある程度制御ができる。むしろすべての人がPCR検査を受けることになると、医療機関に多くの人が殺到して、そこで感染が広がってしまう」と述べ、政府が東京五輪延期後もPCR検査を増やさない口実を与えてきました。

重篤化しない80%の感染者は「誰にも感染させない」どころか、無症状や軽症の「隠れ陽性」がウイルスをまき散らし、「市中感染」を広げてしまったのです。政府をミスリードしてきた御用学者や、持ち上げてきたマスコミの責任は重大です。政府は誤りを認め、PCR検査を拡大する自治体への財政支援に踏み出すことが最善策です。