政府は世田谷方式を認めPCR検査拡大に転換を

全自動PCR検査機器

全国的な感染の広がりに、厚労省は7日、都道府県が推計した今後必要となる1日当たりの最大検査数は、全国で計約5万6千件に上ると発表しています。しかし、この検査数でも、世界の標準から見れば比較にならない少なさです。中国では人口800万人の北京市では200万人に対してPCR検査を行い、400人の陽性判定者を見出し、第二波を抑えました。人口2000万人の米国ニューヨーク州では、1日あたり6万7000件(人口800万人のニューヨーク市では1日当たり3万2千人)の検査を行い、第二波を防いでいます。日本の人口あたりのPCR検査数は世界で157位、アジアの49か国中38位の低さです。原因は、時代遅れの感染症法を根拠に、検査情報と資金を独占してきた「感染症ムラ」ともいうべき厚労省・国立感染研究所体制にあります。

世田谷区の保坂展人区長が提唱し動きだしたPCR検査人数の大幅増加のための世田谷方式が注目を集めています。全自動検査機器の導入とプール方式で、厚労省の「人の体制がない」などの増やせない口実が通用しなくなりました。政府が誤りを認め、PCR検査体制の抜本的な拡大に踏み切らねば、取り返しがつかないことになるでしょう。