工事費が1.8倍に膨れ上がった外環道工事は停止を

外環道中央ジャンクション工事現場

大深度地下に建設中の外環道(大泉ジャンクション―東名ジャンクション間)の事業費が、これまでの見込みから7600億円増えて2兆3575億円に膨れ上がることがわかりました。同区間は2009年に事業化され、2016年度の再評価で事業費を見直し、今回の再評価で、当初に見積もった事業費1兆2820億円の2倍近くに増大しました。事業費増大の主な要因は、中央自動車道と接続する中央JCTの地中拡幅部における工法の変更、現地の地質調査や地下水調査の結果を踏まえた対策工法の見直しによるものです。
再評価で、投資額に対する経済効果を示す「費用便益比」(BバイC)も大幅に低下しました。これまで事業全体のBバイCは1.9だったが、今回の再評価で1.01に下がり、さらに増額すれば多額の工事費をかけた便益がマイナスになります。新型コロナで財政がひっ迫する中、工事費に見合う利便性がなく、ゼネコンに利益だけをもたらす外環道工事は停止するのが賢明です。