今後10年の杉並の教育を考えるシンポジウム開催

12月12日「みんなで話そう!考えよう!これから10年の杉並の教育」をテーマにシンポジウムが、高円寺学園で開催されました。感染防止対策のため定員が100名に限定され、事前に申し込み会場で参加、オンライン含め計186名の参加となりました。

教育委員会では、2022年度から向こう10年を展望する新教育ビジョンの策定に取り組んでいます。案を作る過程で、10年後の未来に向けて、子ども・大人が何を大切にして何を学ぶのか、区民の意見を出し合いともに考える場として設定されたことは重要です。

ファシリテーターはNPOカタリバ代表理事の今村久美さん、パネリストは教育振興基本計画審議会会長の牧野篤東京大学大学院教授、向陽中学校学校運営協議会会長鈴木祐二さん、白石高士教育長。牧野先生の話は、少子高齢化やICT教育などの大きな変化に備える示唆にとんだものでした。鈴木さんは私たち団塊世代が集うおやじ塾の仲間です。日頃から地域に住む多才な方々の力を集め、土曜授業を子どもたちの興味や関心を高める豊かなものにしてきた取り組みが紹介されました。地域の力は教育の支援者ではなく、ともにつくる担い手だとする鈴木さんに共感しました。