政府は無症状感染者の発見・保護のPCR検査拡大へ転換を
7日に東京で過去最高2447人の感染者を出し、その後も止まる気配はありません。年末年始の急激な感染拡大で菅政権は慌てて緊急事態を宣言しました。医療関係団体からの強い要請で、やっとGoToトラベルトを中止したものの、わずかな補償で飲食店への営業時間短縮要請と外出の自粛、テレワークを促すのみ。医療崩壊の危機に、感染者病床に必要な費用の増額がされただけで、医療機関の減収補填や医療従事者への支援策がありません。特に自治体が思い切ってPCR検査に取り組める財政支援がないことが大問題です。世界でも極端に少ないPCR検査の現状では、無症状者が野放しにされ、感染者は拡大するばかりです。
PCR検査によって、無症状感染者の発見・保護を徹底し感染制御に成功してきた国々にならい、感染拡大地域でのPCR検査の全面的実施や高齢者施設などでの定期的検査を実施し、無症状者を摘発できなければ、施設でのクラスターや家庭内感染を止めることはできません。