教育の国家統制に反対し処分された教員を支援する集会に参加

包囲ネット集会
都教育委員会の卒・入学式における日の丸・君が代強制に従わず、処分を受けてきた教員を支援する集会が、毎年この時期に行われてきました。冒頭「学術会議任命問題と学問・教育の自由」と題し、早稲田大学教授の岡田正則さんの講演をお聞きしました。岡田先生は任命を拒否された6人の一人で、行政法が専門。辺野古訴訟では沖縄県の側に立ち地方自治を守る立場で国と争ってきました。
首相による任命拒否の背景に、2015年安保関連法制定後、防衛装備庁が発足して安全保障技術研究推進制度ができ、軍事研究に学者の協力が公然と求められたこと。任命拒否は、これに反対してきた学術会議を脅して御用機関化を狙うものだと話されました。10億円の予算(その半分が職員の給与で、残りも大半が運営経費)を理由に運営に介入しようとするものです。日本学術会議の設置にあたり発した「戦争を目的とする科学研究には絶対従わない決意の表明」を自分の課題として守り抜くことの大切さを確認しました。