陥没・空洞をもたらす外環トンネル工事の中止を

外環工事でガス漏れが起きた現場
外環道トンネル工事により、調布市の住宅地で、振動と地盤の変動や沈下による塀や家屋の損傷、10月に陥没事故が起きその後空洞が現在3カ所発見された後もガス管や管渠の損傷、水道の水漏れなど次々と起きています。沿線住民は外環トンネル工事に恐怖と不安を抱いています。
2月24日道路交通対策特別委員会で、外環トンネル工事の陥没・空洞のその後の動きを質しました。12日に外環トンネル施工等検討委員会・有識者委員会の調査報告書が出され、2月14日、15日の住民説明会が開かれました。報告書から経過を確認すると、作業のミスがあったと考えられるが、事業者は作業ミスであると認めていません。調査報告では、陥没を起こした地層を「特殊な地盤条件にある」として、事業者の責任を回避しようとするものです。同じような地盤でこれまでもトンネル工事で陥没は起きています。
また被害に対する被害住民への対応と補償の範囲、地価の下落に対する補償も検討するよう求めました。区は、「大深度法には疑義がある」と答えており、大深度法に疑義がある以上、大深度法に基づく外環トンネル工事はいったん中止するよう求めるべきと強く要望しました。