ワクチン接種に国がマイナンバー適用で個人情報を一括管理

マイナンバーを使ったワクチン接種記録システム
全国の自治体で、4月12日から高齢者への新型コロナワクチン接種が始まります。
問題は、政府が開発し自治体に提供する、マイナンバーを活用して接種者の状況を把握する「ワクチン接種記録システム(VRS)」です。そのシステムの必要性や個人情報を一括管理することには不安があり、31日の臨時議会で質問しました。
3月時点で、VRSの利用を決めかねている自治体が少なくなく、特定個人情報保護評価を行ったり個人情報保護審査会などに審査してもらったりといった膨大な手間がかかること。自治体にとって、VRSはメリットよりも、そうした手間やリスクのほうが大きいことがわかりました。膨大な税金を投入しながら活用できていないマイナンバーやマイナンバーカードの利用促進を図る目的で、自治体の負担を増やすばかりのVRS利用に、区は慎重を期すよう求めました。