外環道陥没・空洞問題で国・事業者の責任を質す

陥没・空洞現場の構造

6月2日、一般質問で外環道の陥没・空洞発生問題を取り上げ、国・事業者の責任と再発防止策について質問しました。大泉ジャンクションと東名ジャンクション約16キロ区間をトンネル2本で結ぶ外環道建設工事は、昨年10月に調布市の住宅街で陥没・空洞が発生し、住民の多くに被害をもたらして以来、すべてのシールドマシンを停止しています。
4月2日から7日に沿線7区市で行われた説明会(杉並は4日)では、国など事業者は用意したメモを読み上げるばかりで、住民の真剣な質問に対する誠意ある回答はありませんでした。国など事業者は施工者(ゼネコン)の施工ミスは認めたものの、事前に行った大深度の地盤のボーリング調査が全く不十分で、地盤条件がわからないまま掘進した誤りは認めていません。具体的事実から国の責任を明らかにし、区から国に対し住民への説明を改めて行うよう求めることを確認しました。