被爆76周年8.6ヒロシマ福島町の集い

横野きよ子さんと山根努さん 会場での画像

例年参加してきた8.6ヒロシマ福島町の集いは、コロナ禍で昨年に続き被爆地福島町で参加者を制限し、オンラインで開催されました。福島町には西日本最大の被差別部落があり、爆心地から約2㎞に位置しています。982世帯5693人の大部落が、原爆により90%の建物が全壊し住民の1割が即死、6割から8割が負傷、逃げた方も福島町からとわかると助けてもらえない二重の差別にさらされました。

当時10歳で被爆した横野きよ子さんから食べ物も着るものもなく、倒壊した柱やトタンで囲った家は雨漏りで苦労された厳しい体験と、戦争は二度と起こしてはいけないと思いが切々と語られました。また、広島県三原市の部落に生まれた95歳の藤本安馬さんのお話がビデオで流されました。貧しい家庭に育った藤本さんは、勉強しながら働けると聞き志願した大久野島の工場が毒ガスを製造する工場であったことや、それが中国の人々に使用されたことを知り、加害の歴史についてきっぱりと話されました。戦争の惨さや、戦争をやることで儲ける人々がいることへの怒りがうかがえました。そのインタビュアーは被爆二世の山根務さん。お父さんや胎内被曝の家族の体験など、放射能の恐ろしさが語られました。来年はコロナが収束し、広島で再会できるようにと願っています。

藤本安馬さん 自宅で撮影