田中区長が「新自由主義的な行革概念からの脱却」を表明

2月9日第1回定例会の冒頭、田中区長は予算編成方針の中で、「区政における新自由主義的な行革概念からの脱却」を明言、「従来の行財政改革から転換する」と表明しました。「単にヒト・モノ・カネの省力化だけに終始する従来型の行革では、高度化・専門化が進む質の高い行政サービスを提供することは困難」と明確に示しました。背景に、岸田首相が、「小泉改革以降の新自由主義的政策を転換する」と述べ、従来の規制改革・構造改革路線から脱却し、成長と分配の好循環によって格差是正を目指したことが意識されています。

全世界が新型コロナパンデミックにおそわれた2020年に入ると、各国で経済学者やマスコミなどで、新自由主義の「市場万能主義」「小さな政府論」「自己責任論」の破綻が指摘され、国や自治体の役割が大きくクローズアップされました。新自由主義路線によって最も削減されてきた医療制度の問題が浮き彫りになったことも契機になりました。国ではなかなか進まない流れを、基礎自治体から進めていくことが必要です。予算議会の議論を通して杉並から流れを強めたいと思います。